玉掛索(シンブル入)とシャックルの相性チェックしないとジョイントできないよ。
君たち、寒い日が続いているけど
インフルエンザには気をつけて
今日も吊っちゃいなよ。
1920(大正9)年の1月16日は、
アメリカで禁酒法が実施された日なんだ。
この頃、清教徒(ピューリタン)の影響が強かったアメリカでは
アルコールに対する強い批判があったそうだよ。
20世紀初頭までに18の州で禁酒法が
実施されていたけど、この日をもってこれが全国に及んだ。
ところが、健康へ悪影響を及ぼす密造酒の横行や、
ギャング出現の引き金にもなったらしい。
だから、1933(昭和8)年2月には廃止されてしまったそうだよ。
けれども、現代の君たちでも
たまの禁酒なんかは健康維持のためにしているよね。
正月や新年会で、何かとお酒を呑むことが多いこの時期に、
内臓にも「正月休み」をあげなくちゃだめよ?(ダメダメ)
さて、今回書いていこうと思う内容は
シンブル入りワイヤロープとシャックルの組み合わせ
についてなんだ。
シンブル入りの玉掛索に対して
吊り荷との連結用にシャックルを選定した際、
シャックルのアイ部(ダンゴ部)が通らず
使用できなかった
ってことはないかい?
シンブルとシャックルの相性チェックする
簡易的な計算方法を紹介しちゃうよ。
答えから言うと、シャックルのアイ部(ダンゴ部)が
シンブルの内寸(L1寸法)の約80%で計算した
数値以下であれば通るってことなんだ。
例題を出してみるよ。
【例題】
使用する玉掛索は12mmで、シンブルはA-12とするよ。
下の寸法図から、シンブルA-12の内寸(L1寸法)は
52mmになるんだ。
52×0.8(80%)=41.6
JISシャックルのアイ部の径はシャックル本体の線径の
2.5倍なんだ。
だから
41.6÷2.5(倍)=16.64
になるよね。
よって、線径16mm以下のJISシャックルなら、
シンブル入りの玉掛索と組み合わせることができちゃうよ。
あうと思ったら入らなかったということは
日常でもよくあるよね。
君たちでも経験したことがあるだろう
プリンターに出力された用紙が
自分の思いと違う仕上がりだった時・・・。(汗)
印刷時に原稿サイズと出力用紙サイズは
必ずチェックしないといけないよ。
紙一枚も無駄にしない気持ちでエコロジーに
貢献してくれ!
シンブル入り玉掛索とシャックルの組み合わせには
相性のバランスも必要なんだ。
一目でもわかるように一覧表にしたから
見てみてくれよ。
次回も楽しみに待っててくれよ!