ちょと待ってちょと待ってお兄さん シャックル、クラウンってなんですの?
君たち、いつも見てくれてありがとう。
君たちも正月休みが終わって2ヶ月、
調子の出てきた頃じゃないのかな?
今週の土曜日の2月28日は何の日か知っているかい?
ヒント
1855(安政2)年のこの日、パンの製法を学ぶ為に
長崎へ留学していた水戸藩の柴田方庵と言う人が、
同藩の萩信之助に、パン・ビスケットの製法を書いた
「パン・ビスコイト製法書」を送ったそうだ。
これが、ビスケットの製法を記した
日本初の文書とされている。
また、ビスケットの語原がラテン語で
「二度焼かれた物」という意味の
「ビス・コクトゥス(bis coctus)」であることから、
「に(2)どや(8)く」の語呂合せの意味もあるんだって。
社団法人 全国ビスケット協会では、この語源と
柴田方庵の史実を考えあわせ、1980(昭和55)年に、
毎年2月28日を「ビスケットの日」としたそうだよ。
前回、シャックルを使用した目通し掛けの
シャックルの向きについて書いてきたんだけど
君たち分かってくれたかい?
吊り上げようとするワイヤロープには
ボルト側ではいけなかったよね。
今回はシャックルとシャックルを連結する際に
注意してほしい内容を書いていこうと思う。
君たちの玉掛け作業時に
シャックルとシャックルで連結する場合は
このことに気をつけてほしい。
上のイラストのように玉掛け作業をしてしまうと
ボルトどうしの連結では安定感が悪く
シャックルが斜め吊りになったりするよね。
もし、吊り上げた状態で斜め吊りになってしまったら
シャックルの口の部分が広がってしまって
落下する恐れもあるからやめてほしい。
また、場合によっては衝撃荷重が働くことがあり
破損の原因になっちゃうんだ。
シャックルの安全率は5倍以上あるからといって
衝撃荷重に耐えられると思ったら大間違いだよ。
だから、今回しっかりとおぼえておいてほしい。
シャックルとシャックルを連結するときは、
クラウン部(本体R部)で連結してくれ。
クラウン部はここだよ。
「いつかはクラウン」
1983年に作られた伝説的なキャッチコピーだけど、
リアルタイムに生きていない君たちでも
なぜか耳にしたことがあるよね。
クラウンは憧れの存在だけれども、
決して憧れだけで終わらない。
いつの日か、自分がもっとお金を稼げるようになったら
絶対に乗りたい。そういう想いを暗に表現して、
クラウンの地位がさらに盤石なものになったよね。
シャックルとシャックルの連結も
クラウンで出会って吊ってほしい。
君たち、安全なクラウン覚えておいてくれよ。
吊り具ブログ「吊るのひと声!」
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シャックル犬の放浪記