悲しいけどこれ、オーバーロードなのよね

君たち、玉掛け作業をする前に
シャックルの点検はしているかい。

今回の「今日は何の日」は、
夏バテになりそうなこの時期に食べたくなる
8月29日の「焼肉の日」について紹介したいと思う。

8月29日は「肉の日の総決算」であり
「焼肉の日」というらしい。

全国焼き肉協会が1993年から実施しており、
「やき(8)に(2)く(9)」の語呂合せらしいよ。

丑の日と並んで夏バテ防止のために
制定したといういわれがある。

1ヶ月に1回、29日は「肉の日」ということで
焼き肉を食べに行く君たちもいると思う。

ちなみに僕は、焼いた肉をご飯の上にのせて
食べるのが好きなんだ。

君たちは、どんな食べ方が好きなのかな。

さて、今回紹介したい内容は、
「吊り本数による計算方法」について
書いていこうと思う。

玉掛け作業では、2本吊り・3本吊り・4本吊りなど
いろいろな玉掛け方法があるよね。

4本吊りで玉掛け作業をした際に、
スリングと吊り荷の間を、
シャックルで連結したんだけど、
そのシャックルが曲がってしまったという
事例を紹介するよ。

【吊り荷】
品名:クレーンのアーム
製品重量:約13.5t

【玉掛け用具】
品名:強力長シャックル
種類:TSL-4t×200
最大使用荷重:4t

【玉掛け方法】
JISロック止ワイヤ24mm×5M片シンブル付と
強力長シャックルでクレーンのアームを4本吊り

吊り荷は下の写真だよ。

【使用状況】
ワイヤロープと強力長シャックルで
クレーンのアームを4本吊りしたところ、
強力長シャックルとシンブルは変形してしまったが、
ワイヤロープの損傷は認められなかったんだ。

強力長シャックルが変形した写真だよ。

 

外観検査で寸法確認したところ
本体とナットは変形していなかったけど、
ボルトが2.5mm変形しちゃったんだ。(写真-1)

玉掛け方法からすると、13.5t吊り上げる場合は、
均等荷重で13.5/4本で約3.4tとなるよね。

しかし、今回は吊り角度が90度以内の吊り角度であったから
4本吊りの場合、シャックル1個にかかる荷重は約4.8tとなるよ。

ただし、ワイヤロープに荷重が均等に掛かりにくいため、
4本吊りであっても、3本吊りで計算する必要があるんだ。

(社)日本クレーン協会の「玉掛け作業の安全に係るガイドラインの解説」に
3本吊りについて記載があるよ。

吊り角度の張力係数を使用し、
ワイヤロープ1本にかかる使用荷重を求める方法は、
T=(W×K)/n
T: ワイヤロープ1本にかかる基本使用荷重
W: 吊り荷の質量
n: 吊り本数(吊り点数)
K: 吊り角度張力係数

今回のケースで3本吊と考えると、
6.4tの荷重になっちゃうから、
オーバーロードで使用したと考えられるよね。

トラッククレーンで玉掛け作業をする際にも
気をつけないといけないことってあるよね。
絵_20150824.png
たとえ地切する際に、吊り荷が安定していたとしても
側方領域へ旋回するときは不安定になってしまうこともあるから
オーバーロードによる転倒に注意しなければならないよね。

不安定な吊り荷のために、吊り上げる際に片荷になったりして
1箇所に荷重が集中してしまうことがあるから、
時には2本吊りで計算している君たちもいるんじゃないかい。

事故を起こさないために、もう一度
君たちの玉掛け作業現場でも
確認してくれよ。

今日も1日、ご安全に!!!

吊り具ブログ「吊るのひと声!」

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君たち、玉掛け作業をする前に
フックの点検はしているかい。

今回の「今日は何の日」は、
夏バテになりそうなこの時期に食べたくなる
8月29日の「焼肉の日」について紹介したいと思う。

8月29日は「肉の日の総決算」であり
「焼肉の日」というらしい。

全国焼き肉協会が1993年から実施しており、
「やき(8)に(2)く(9)」の語呂合せらしいよ。

丑の日と並んで夏バテ防止のために
制定したといういわれがある。

1ヶ月に1回、29日は「肉の日」ということで
焼き肉を食べに行く君たちもいると思う。

ちなみに僕は、焼いた肉をご飯の上にのせて
食べるのが好きなんだ。

君たちは、どんな食べ方が好きなのかな。

さて、今回紹介したい内容は、
「吊り本数による計算方法」について
書いていこうと思う。

玉掛け作業では、2本吊り・3本吊り・4本吊りなど
いろいろな玉掛け方法があるよね。

4本吊りで玉掛け作業をした際に、
スリングと吊り荷の間を、
シャックルで連結したんだけど、
そのシャックルが曲がってしまったという
事例を紹介するよ。

【吊り荷】
品名:クレーンのアーム
製品重量:約13.5t

【玉掛け用具】
品名:強力長シャックル
種類:TSL-4t×200
最大使用荷重:4t

【玉掛け方法】
JISロック止ワイヤ24mm×5M片シンブル付と
強力長シャックルでクレーンのアームを4本吊り

吊り荷は下の写真だよ。

【使用状況】
ワイヤロープと強力長シャックルで
クレーンのアームを4本吊りしたところ、
強力長シャックルとシンブルは変形してしまったが、
ワイヤロープの損傷は認められなかったんだ。

強力長シャックルが変形した写真だよ。
外観検査で寸法確認したところ
本体とナットは変形していなかったけど、
ボルトが2.5mm変形しちゃったんだ。(写真-1)

玉掛け方法からすると、13.5t吊り上げる場合は、
均等荷重で13.5/4本で約3.4tとなるよね。

しかし、今回は吊り角度が90度以内の吊り角度であったから
4本吊りの場合、シャックル1個にかかる荷重は約4.8tとなるよ。

ただし、ワイヤロープに荷重が均等に掛かりにくいため、
4本吊りであっても、3本吊りで計算する必要があるんだ。

(社)日本クレーン協会 の                                  「玉掛け作業の安全に係るガイドラインの解説」に                                  3本吊りについて記載があるよ。

吊り角度の張力係数を使用し、
ワイヤロープ1本にかかる使用荷重を求める方法は、

T=(W×K)/n

T: ワイヤロープ1本にかかる基本使用荷重
W: 吊り荷の質量
n: 吊り本数(吊り点数)
K: 吊り角度張力係数

今回のケースで3本吊と考えると、
6.4tの荷重になっちゃうから、
オーバーロードで使用したと考えられるよね。

トラッククレーンで玉掛け作業をする際にも
気をつけないといけないことってあるよね。

たとえ地切する際に、吊り荷が安定していたとしても
側方領域へ旋回するときは不安定になってしまうこともあるから
オーバーロードによる転倒に注意しなければならないよね。

不安定な吊り荷のために、吊り上げる際に片荷になったりして
1箇所に荷重が集中してしまうことがあるから、
時には2本吊りで計算している君たちもいるんじゃないかい。

事故を起こさないために、もう一度
君たちの玉掛け作業現場でも
確認してくれよ。

今日も1日、ご安全に!!!