変形やマモーを見逃すと、こんな怖いことが起こっちゃうよ

君たち、玉掛け作業をする前に
シャックルの点検はしているかい。

今回の「今日は何の日」は、
9月5日の国民栄誉賞の日についてだ。

国民栄誉賞とは、前人未到の偉業を成し遂げ、
多くの国民から敬愛され、夢と希望を与えた人に
贈られる賞なんだ。

1977年のこの日は、日本初となる国民栄誉賞を
プロ野球選手の王貞治さんが受賞した日だよ。

他の受賞者は、歌手の美空ひばりさんや映画監督の黒澤明さん、
Qちゃんでおなじみマラソンの高橋尚子選手、
FIFA女子ワールドカップで初優勝を果たした
日本女子代表選手らなどなどたくさんいるよね。

僕もいつかこの賞をもらえたらいいなぁ

さて、今回は、大洋製器工業の営業員が、
君たちの玉掛け作業現場へ訪問した時に、
お困りごとのアンケートを実施しているんだ。
その中で君たちとも情報共有したい
内容を紹介していくよ。

君たちの困っちゃっていることは
現場で起こっている問題点だから
僕がちょっとでも力になれればいいと思う。

今回紹介するアンケートでは、こんな回答をもらったよ。
Q:シャックルの交換時期がわからないのですが、
変形率や摩耗率では、いくらになったら、
交換しなければいけないのですか

変形に関しては、JISにはこのような記述があるんだ。

目視して明らかに変形していないか(本体・ピン・ボルト)
シャックル本体の変形によって、ボルト・ナット若しくは
アイボルトが完全に装着できず、割ピンが取り付けられないものは
使用してはならない。
という内容が記載されているよ。

つまり、永久変形した製品は廃棄してくれってことだよ。
シャックルの摩耗に対しての点検基準だけど、
本体、ピン(ボルト)共に、元の径の5%以上
摩耗したものは使用しないでくれよ。

また、ボルト穴にボルトを入れて著しいガタがあったり、
ネジのつぶれによって装着しにくいものは、
使っちゃダメなことは、君たちならわかるよね。

摩耗!磨耗!魔毛!マモー!
(フォッフォッフォッフォッフォッフォッ・・・)

子供の頃、マモーを見ると、
怖くて泣いちゃった子もたくさんいると思う。

そんな摩耗を見逃してしまうと
とても怖いことが起こってしまうからね。

使用中の点検としては、作業開始前点検をして、
毎月一回以上の月例点検を、必ず実施してくれ。

これらの点検基準は、JIS B 2801-1996に記載されているから
確認しておく必要があるよね。

次回も楽しみに待っててくれよ。

吊り具ブログ「吊るのひと声!」

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