玉掛け作業のあれこれ この言葉の語源を知ってるかい?
昨日は体育の日だったね。
最近は秋だと暑すぎるから、運動会を5月に行う学校も多くなっているみたいだね。
僕がまだ子供だった頃は、この10月の時期に運動会をしていたよ。
低学年だと玉入れ競争や綱引き、高学年になると騎馬戦や組体操。
どの競技も白熱していて楽しかったな。
そして最後は花形のリレー。
僕は足が遅かったからリレーに出ることは無かったんだけど
パン食い競争と、昼休みのお弁当には全力で立ち向かっていたよ。
運動会のときに食べるお弁当はいつもより一層おいしく感じるから不思議だね。
あと、リレーに出られる子は足が速くて、なぜかクラスの人気者が多いんだよね。
そして足が速いってだけで女の子からすごくモテる。
これも運動会の不思議だね。
さて、ここから本題に入るよ。
今日から「玉掛け作業のあれこれ」ということで、君たちに知っておいてほしいことや、玉掛け作業についての豆知識なんかを説明をしていくよ。
1回目の今日は玉掛け作業に関わる言葉の語源について説明するよ。
日頃、なんとなく使っている言葉の語源を知るのもなかなか面白いと思うんだ。
そもそも「玉掛け」ってどうして「玉掛け」っていうか知っているかい?
「玉って何のこと?」とか「玉掛けって言われても何のことかイメージできない」って言われることも結構あるよ。
いつも使っている言葉なのによく考えると何でこんな名前なのか気になるよね。
語源の由来は諸説あって、これが正解とは言えないんだけど、
フックの形が勾玉(まがたま)に似ているからっていう説や、
玉(球体)を吊る事のように難しい作業だからって言われているよ。
他にも色々な説があるから、君たちも「玉掛け 語源」で検索してみてくれよな。
面白い話もたくさん出ているよ。
玉掛け作業に関わってくることと言えば「クレーン」。
前々回のブログで「9月30日はクレーンの日」っていう話もしていたよね。
このクレーンの語源も君たち知っているかい?
英語で書くと「crane」。
この言葉の意味は意外にも鳥の「鶴」なんだ。
それ以外にも「首を伸ばす」、「~を伸ばす」っていう意味があって
クレーンの意味もここからきているのが分かるよね。
絵がひどすぎるとか言わないでくれよ。
それは描いた本人である僕が一番わかっていることだからね。
あと最後にもう一つ。
玉掛け作業に使う「シャックル」の語源を知っているかい?
英語で「shackle」を調べると
~に手かせをかける、~を束縛する
っていう意味が出てきたよ。
まさにワイヤやフックなんかの玉掛け用具を連結する、シャックルの本質をついているよね。
それと、語源とは違うけどシャックルのことを「シャコ」って呼ぶ人も多いよ。
前にこのブログで紹介しているからここから見てくれよな。
今日は玉掛け作業に関わる言葉の語源について説明してきたよ。
話のネタになるから豆知識として覚えておくといいかもね
最後にもう一つ興味深い例を紹介するよ。
君たちカランってわかるかい?
温泉に行ったときに、蛇口の切り替えをするところでシャワーかカランか選べるようになっていると思うんだ。
カランは蛇口のことを指して呼ぶんだけど
実はオランダ語で言う「鶴」の意味「kraan」(クラーン)からきているんだって。
鶴と蛇口とクレーン。
遠いようで実は近い存在だったんだね。
あと何度も言うけど、絵がひどいとか言わないでくれよ。
僕だってそのことは自覚しているからね。
君たち、今日も一日ご安全に!!