玉掛け作業のあれこれ フォークリフトでの吊り上げ??
先週は野球のドラフト会議があって盛り上がったね。
今年の夏の甲子園で活躍した大阪桐蔭の根尾選手、藤原選手
金足農業の吉田選手たちのようなスター選手たちのこれからが楽しみだよね。
毎年盛り上がるドラフト会議、くじ引きで選手たちの人生も左右されるから
賛否両論あるみたいだけど、僕は毎年ドキドキしながら見ているんだ。
学校に電話が掛かってくるところを校長先生が待っている感じ、
この年齢になっても憧れてしまうのは僕だけかな?
僕の名前が呼ばれて、記者の人たちが「おおぉぉー!」ってどよめく夢を何回か見ているんだけど、まあ夢だよね。
これから活躍が期待される若い選手たちを全力で応援しようと思うよ。
さて、ここから本題に入るよ。
今月は玉掛け作業のあれこれということで、君たちに知っておいてほしいことや
玉掛け作業についての豆知識なんかを説明しているよ。
最終日の今日は「フォークリフトでの荷の吊り上げ??」ということで、
君たちの身近なところでも起こりそうな事例を紹介していくよ。
君たちの中で荷物を吊り上げるときに、フォークリフトを使っている人はいるかい?
クレーンが近くに無い場合や、荷物を運ぶ時のついでに玉掛け作業をしてしまっている人もいるかもしれないね。
でも実は労働安全衛生規則151条の14にこんな記載があるんだ。
「事業者は、車両系荷役運搬機械等を荷のつり上げ、労働者の昇降等当該車両系荷役運搬機械等の主たる用途以外の用途に使用してはならない。
ただし、労働者に危険を及ぼすおそれのないときは、この限りでない。」
うーん・・・。なんだか難しい言い回しだね。
「昇降等当該車両系荷役運搬機械等の主たる用途以外の用途に使用してはならない。」っていうことは、
フォークリフトで玉掛け作業をしてはいけないよっていう意味だよね。
でも,
そのあとに「ただし、労働者に危険を及ぼすおそれのないときは、この限りでない。」っていう一文があるんだ。
つまり作業者を含む周りの人たちに危険が及ばないのなら構わないよって言ってるんだよ。
じゃあ、本当にフォークリフトを玉掛け作業に使用してもいいのかな?
というのも、実際にフォークリフトを使って玉掛けをしていて、たくさん事故が起こっているんだ。
フレコンバックをフォークリフトの爪に引っ掛けて、それをトラックの荷台に置いていたんだけど、
置いている途中にトラックが前進してしまって、フォークリフトが倒れてしまったんだ。
トラックが動いたことももちろん問題だけど、フォークリフトで玉掛け作業をするときに、周りの状況を確認していない事が問題だよね。
気を付けないといけないことは他にもたくさんあるよ。
片方のフォークにだけ荷物をひっかけるとバランスが悪いし、
フォークの先に荷物をかけてしまうと、荷物が落下したりフォーク自体が歪む可能性もあるよね。
そんなときに専用のアタッチメント等を使用して、作業者を含む周りの人たちに危険が及ばない状況を作らなくてはいけないよね。
僕に相談してくれたら、そういった冶具も紹介できるし、特注で製作することもできるよ。
危険な作業をしているからこそ、より安全に気をつけようとすることは大切だよね。
今日はフォークリフトでの玉掛け作業について説明してきたよ。
もしフォークリフトを使って玉掛け作業をするなら、いつもより細心の注意を払いながら責任を持って作業しないといけないってわかったよね。
責任と言えば、このフォークリフトだけじゃないよね。
もうすぐハロウィンだからって皆がわからないような仮装をして引かれるのも自己責任だね。
僕は玉掛け用具を広めたくて本気でやってるんだけどなかなか伝わらないのが現実だよ。
ちなみにバウ型のシャックルを顔にはめてみたよ。
君たちは皆がわかるような仮装でハロウィンを楽しんでくれよな。
君たち、今日も一日ご安全に!!
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