規格外でもデータを根拠に自信があるんだよ!
君たち、玉掛け作業をする前に
シャックルの点検はしているかい。
今回紹介する「今日は何の日」は、
言葉を聞くだけでも素敵って思える
記念日について書こうと思う。
2月17日は「天使の囁きの日」なんだ。
「天使の囁き」とは空気中の水蒸気が
凍ってできるダイヤモンドダストのこと。
1978年に北海道幌加内町で氷点下41.2℃
という最低気温を記録(非公式)したことに
より、この日を記念日にしたそうだ。
この日には町内の若者グループが中心となり、
ダイヤモンドダストの観察などをしながら
厳冬の一夜を体験する「天使の囁きを聴く集い」
を開催しているんだって。
寒い町の夜でも、こんな素敵な体験ができたら
心の中が温くなるのかもしれないね。
さて今回は、ある大手ゼネコン様から
受けた、問い合わせ内容を紹介しよう
と思う。
その内容とは
「”シャックルはJIS規格品を使用
すること”と社内の安全基準書に
書かれています。御社の軽量シャッ
クルはJIS規格品と比較して性能面で
劣らないと考えています。使用上の
注意点を教えてほしい」
というお悩み事だったんだ。
軽量シャックルなどJIS規格品以外の物を、
TAIYO規格品と呼ぶことにして書いていくよ。
まず使用上の注意点だけど、
安全作業の第一は点検だよ。
日常点検、定期点検で玉掛け用具の
傷みなどの有無を確認し、異常があれば
廃棄することを基本にしてくれよ。
点検・廃棄基準に関しては、以前に
書いたことがあるよね。
忘れちゃった君たちは
ここから確認しちゃいなよ。
JIS規格でもTAIYO規格でも、
シャックルを使用するときに
耐力って重要だよね。
JIS規格の中で耐力試験に関する内容は
下記の2項目が記されているんだ。
・使用荷重の2倍の引張荷重を加え、
負荷を除いた後に永久変形があっては
ならない。
・使用荷重の5倍以上の引張荷重に
耐えなければならない。
TAIYO規格品の引張試験データがあるから
下の図を見てくれよ。
この引張試験データは、使用荷重10tonの
軽量シャックルを第三者機関で破断試験した
結果なんだ。
ストレート型(RS)、バウ型(RB)共に
100ton以上で破断したという結果が
示されているんだよ。
JIS規格に当てはめると、使用荷重10tonの
シャックルの破断値は50ton以上で合格に
なるんだけど、TAIYO規格品は使用荷重の
100ton以上も耐えられたってことだよ。
TAIYO規格のアイテム、サイズによって
破断倍率に差はあるけど、大洋製器工業は
TAIYO規格品に自信を持って販売するだけの
データを持っていることを分かってほしい。
データと言えば、野球界ではこの人だよね。
ノムさんこと、野村監督。
通算本塁打数歴代2位など、現役時代の
成績でも名を残しているけど、現代では
ノムさん語録(ボヤキ)の方が有名かも
しれないね。
「ID野球」という言葉が世間に広まった
ほど、IDを駆使し弱かったチームを優勝
させるなどした凄い人だよ。
IDとは経験や勘に頼ることなく、科学的根拠に
基づいてコトを進めていくときに使われる
データのことなんだ。
君たちは、TAIYO規格品においても
僕がデータを持っているから、安心して
使用して作業を進めてくれってことだよ!
君たち、今日も一日ご安全に!!!
吊り具ブログ「吊るのひと声!」
アンケート→こちら
大洋製器工業の個人情報保護方針は、「プライバシーポリシー」を見てくれよ。
シャックル犬オーティーのツイッター
大洋製器工業株式会社のツイッター