チョーク吊りをするときって深絞り?浅絞り?どっちで吊るの?~ミスターTの基本に戻ろう編~
君たち、そろそろお花見の予定を考えている頃かな?
桜の開花が早かった去年と比べて、今年は少しゆっくり咲くみたいだよ。
僕は去年、会社のみんなと仕事終わりに近くの公園でお花見をしたんだ。
桜が舞うのを眺めながら、ゆっくりお酒を飲むつもりが
最後の方になると誰も桜を見てなくて、食べたり飲んだりするのに夢中になっちゃうんだよね。
これってお花見あるあるだよね。
君たちもオススメのお花見スポットがあったら教えてくれよ。
さて、ここから本題に入るよ。
先週から「ミスターTの基本に戻ろう編」ということで、僕がよく聞かれるお悩みを紹介しているよ。
新しい後輩たちが入ってきて同じことを聞かれたらドヤ顔で答えてくれよな。
今週はチョーク吊りをするときにどうやって吊るのか説明していくよ。
君たちチョーク吊りってどんな吊り方かわかるかな?
これがチョーク吊りだよ。
吊り荷が絞り込まれることで、吊り荷と玉掛け用具の摩擦力が増して
滑りを防止するというメリットがある吊り方なんだ。
「絞り吊り」とか「目通し吊り」とも言われるよ。
このチョーク吊り、ワイヤを使って吊る場合と繊維スリングを使って吊る場合は
絞り方が違ってくるから注意してほしいんだ。
もう一度さっきのイラストを見てくれ。
ワイヤは浅絞りなのに対して、繊維スリングは深絞りになっているね。
どうして絞り方が違うんだろう?
これはワイヤと繊維スリングの特徴が関係してくるんだ。
ワイヤは曲がりが強くなると、その分破断しやすくなる特徴があるんだ。
だから深く絞れば絞るほど破断しやすくなってしまうから浅絞りをするよ。
それに対して繊維スリングは深絞りをするんだ。
どうしてかわかるかい?
繊維スリングの特徴として摩擦に弱いのは知っているよね。
浅絞りの状態で地切りをすると、負荷がかかりチョーク部分がずれて、摩擦を起こすんだ。
これだと強度が下がってしまう可能性があるよ。
だから繊維スリングは最初から深絞りの状態で玉掛け作業をしてくれよ。
今日はチョーク吊りをするときにどうやって吊るのか説明してきたよ。
ワイヤを使うときは浅絞り。
繊維スリングを使うときは深絞り。
ちゃんと理由もわかってくれたかな?
絞ると言えば君たちは唐揚げにレモンを搾る派かい?
僕は最初に唐揚げだけ食べて、後からレモンを搾って食べたい派なんだ。
これって昔からよく言われる小さいけど大きな問題だよね。
良かれと思って、大皿に乗っている唐揚げにレモンを絞ってしまったらレモンいらない派の人から怒られることってあるよね。
これからのお花見の季節、唐揚げが出てきたら全部にレモンを搾るんじゃなくて
そのままのから揚げも少し残しておくことをオススメするよ。
レモンいらない派の先輩に「こらっ!」って絞られないためにもね。
あとワイヤは浅絞り、繊維スリングは深絞りってことも覚えておいてくれよ。
君たち、今日も一日ご安全に!
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