6月2日はロープの日 ワイヤロープの基本を振り返ろう
君たち、6月に入ったね!
だんだんと暑い日も増えて夏になってきたって感じだね!
暑いとビールがよりおいしく感じないかい?
僕は週末に野球観戦に行ったんだけど、あのわくわくする雰囲気でお酒がすすんで飲みすぎてしまったよ。
球場でビールを売っている女の人たちっているけど、あの背負っているビールの重さって約20kgもあるんだって。笑顔で元気ですごいよね。
君たちも暑さに負けず元気に安全に吊っていこう!もちろん体調には気を付けて!
さて、ここから本題に入るよ。
君たち、昨日が何の日だったか知っているかい?
もう今日のブログの題を見たらわかるって?
そうだよ。6月2日は「ロープの日」だったんだ。
今日は玉掛け作業をするときに重要なアイテムであるワイヤロープについて説明してくよ。
まず基本を振り返るよ。
ワイヤロープは素線をより合わせたものをストランドといって、そのストランドをさらに繊維心のまわりに数本より合わせて作ったロープのことだよ。
玉掛け作業でよく使われるワイヤの構成は「6×24」・「6×37」の交差よりが一般的なんだ。
「交差より」っていうのはほぼ同径の素線をより合わせているよ。
破断強度や耐疲労性は後で説明する「平行より」よりも劣るけど、柔軟性に優れていて取り扱いやすいから、一般的によく使われているんだ。
これはワイヤの断面図だよ。
6×24は24本の素線をより合わせたストランド6本を、繊維芯のまわりにより合わせて構成されているよ。
一般的な玉掛け用のワイヤとして使われるから、君たちにも馴染みがあるよね。
6×37は37本の素線をよりあわせたストランド6本を、繊維芯のまわりにより合わせて構成されているよ。
6×24より強度が8%アップして、柔軟性があるから、安全性や作業性を重視した現場で選ばれるんだ。
さっきちらっと出てきた「平行より」だけど、参考として紹介するよ。
玉掛け作業用としては一般的じゃないんだけど、ワイヤロープには建設機械用、クレーン用、
エレベーター用など様々な用途に適した構成のものがあるんだ。
平行よりに分類されるワイヤロープは、ストランドの谷間に異なる径の素線をより合わせているのが特徴だよ。
玉掛け用でよく使われる「交差より」と比べて、線接触となっているから対疲労性が優れているんだ。
鋼芯(IWRC)のワイヤは耐熱性を求められる現場に使用されるよ。
どうだったかな?
今日はワイヤロープの基本に戻ってみたけど、意外と君たちも知らないことが多かったんじゃないかな?
ワイヤロープって奥が深いよね。
何事も基本に戻る事って大切だよ。
少し前までパンケーキが流行っていてふわふわのものとかたくさんトッピングがのったものとかがあったよね。
でも僕は結局家で焼くパンケーキが好きだと思ってしまったんだ。
そういうことってけっこうあるよね。
Simple is bestだね!
来週もワイヤの話の続きをしていくから楽しみにしていてくれよ。
君たち、今日も一日ご安全に!