職場の安全を考えよう! ~リスクアセスメント~
君たち、先週の土曜日は土用の丑の日だったね。
僕はしっかりとウナギを食べたよ。
ウナギって日常的に食べられるものじゃないから、この日を楽しみにしていたって人も多いかもしれないね。
僕もその一人だよ。
梅雨が明けて本格的に夏が始まるこの季節、体調を崩しやすい時期でもあるから
たくさん栄養のあるものを食べて元気にならないとね。
え?僕はむしろそのお化け並みの食欲を抑えた方がいいって?
さて、ここから本題に入るよ。
君たちの職場ではリスクアセスメントを実施しているかい?
「ちゃんとやってるよ!」っていう君たちや「リスクアセスメントって何?」って思った君たちもいるかもしれないね。
リスクアセスメントは職場の危険性を先に見つけて無くしたり、軽減したりする取り組みのことを言うよ。
ここで大事なのは危険なことが起こってから対策を考えるんじゃなくて、事前に見つけておくことなんだ。
まだ危険なことが起こっていないっていう職場でも、実は危険が潜んでいて労働災害が起こる可能性もあるからね。
玉掛け作業をする君たちなら常に危険と隣り合わせで仕事をしているから、もちろん気を付けているとは思うけど、今まで危ない目に遭わなかった場面でも危険なポイントが潜んでいることもあるからしっかり考えてくれよ。
次はリスクアセスメントの進め方を説明するよ。
手順1 危険性・有害性の特定
まずは職場にどんな危険が潜んでいるか洗い出す必要があるよね。
ここで危険の元になるものを「ハザード」って呼ぶこともあるよ。
手順2 危険性・有害性ごとのリスクの見積もり
ここでは手順1で挙げた危険性がどれくらいのレベルなのか考えるんだ。
手順3 リスク低減のための優先度の設定・リスク低減措置内容の検討
手順2で見積もったリスクの優先順位を決めていくよ。
ここでは法令で定められたものに関しては必ず実施をして優先順位を決めてくれよ。
手順4 リスクの低減措置の実施
手順3で決めたことを実施していくよ。
ここでリスクを無くしたり、軽減したりしていってくれよ。
リスクアセスメントの手順について理解してくれたかな?
でも具体的にどうやっていけばいいのかまだ分からないっていう君たちもいるかもしれないね。
実は厚生労働省の職場の安全サイトで「リスクアセスメントの実施支援システム」を公開しているよ。
ここでは玉掛け作業のリスクアセスメントもあるから君たち参考にしてくれよな。
「荷役作業(運輸業等)」の「マトリクスを用いた方法」からチェックしてくれよ。
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/risk/risk_index.html
(厚生労働省ホームページより)
以上がリスクアセスメントの手順になるよ。
これが終わったら周りの人たちと共有したりフィードバックしたりしてくれよ。
そうすることで安全対策や、職場の危険について皆が考える機会に繋がるからね。
しっかりとリスクアセスメントをして安全に玉掛け作業をしようじゃないか!
身の回りにはたくさんの危険が潜んでいるよね。
僕だって少しは痩せないといけないと思ってるんだよ。
病気になりやすくなったり、思うように体が動かないリスクがあるからね。
でもいざ運動して痩せようと思うとそれもまた怪我のリスクがあるよね。
ランニングをしてみたら足を痛めるかもしれないし
ダンベルを上げてみたら腕を痛めるかもしれないし
水泳をしてみたら溺れちゃう可能性もあるもんね。
やっぱりそのリスクを考えたら、僕の場合は太っている方がいいのかもしれないな。
いつもそんな言い訳ばっかりしてなかなか始められないんだけどね。
君たちは僕のダイエットみたいに言い訳せずに、しっかりと職場のリスクアセスメントを実施してくれよ。
君たち、今日も一日ご安全に!
参考:厚生労働省ホームページ