ワイヤの点検方法を紹介しちゃうよ! ~1週目~
こないだ会社ですだちをもらったんだ。
僕の会社ではすだちの木があって、毎年この時期になると分けてもらえるんだ。
すだちってメインの料理にはならないけど、あると嬉しいよね。
お鍋に使ったり、うどんや蕎麦の上に浮かべたり、あとはなんと言っても秋の味覚サンマに添えたり。
今年はサンマが高いから、なかなか食べる機会が無いけど、1回くらい、いや、10回くらいは食べてみたいよね。
君たち、もうサンマは食べたかな?
さて、ここから本題に入るよ。
今日はワイヤの点検方法について説明していくよ。
ワイヤの点検方法はたくさんあるから、3週に渡って説明していくよ。
ワイヤは日常点検と定期点検で確認するポイントが一緒なんだ。
まずはキンクについて。
一旦キンクが生じるとその損傷は永久的で、外観では直ったように見えていても、
そこが弱点になってワイヤロープは早く傷んじゃうよ。
だからキンクが発生しているワイヤは廃棄してくれよな。
続いてつぶれ(偏平)について説明するよ。
目視で確認して、局部的に押しつぶされた偏平があるものや
ノギスで直径及び、短径を測定したときに「直径/短径≧1.5」となったものは廃棄してくれよ。
直径と短径は下のイラストで確認してくれよな。
次は腐食(さび)について説明するよ。
点検のポイントとしては表面のさびを点検するときに、布地で拭き取れる薄い腐食なのか、表面にデコボコが生じているのかをチェックしてくれよ。
目視で確認するのはもちろん、スパイキを使って内部も確認しないといけないよ。
表面はキレイでも、中がダメだったら使えないからね。
ちなみに、僕は表面も中身もダンディーな男だよ。ゲッツ!
・・・・・。
気を取り直して、素線表面に腐食が発生してデコボコになったもの、内部が腐食して素線が緩んでいるものは廃棄してくれよな。
最後は摩耗について
目視で点検をして、ワイヤ径の7%以上摩耗していたものは廃棄してくれよな。
一気に説明したけど、君たち付いてこれてるかな?
玉掛け作業をするときによく使われるアイテムだからこそしっかりとチェックしていきたいよね。
腐食の項目でも説明したとおり、表面がキレイでも、中身が悪くなっている場合もあるよ。
僕は外見も内面もステキなイケメンだけどね。
ラーメン、つけめん、僕イケメン!!
しつこいって?
僕のことは嫌いになっても、ワイヤの点検は嫌がらずにちゃんとやってくれよ。
君たち、今日も一日ご安全に!