令和元年の締めくくり 年末年始無災害運動
そろそろ年末を迎えようとしているけど、君たち忙しくしているかい?
今年のうちに終わらしたい仕事や、やりたいことがたくさんあってバタバタしているかもしれないね。
今週はなんといってもクリスマス!
大人にもサンタクロースがきてくれたらもっとわくわくするのにって思ってしまうよね。
え?僕が欲しいものは何だって?
いくら飲んでも食べても太らない魔法の薬だよ。
年末年始にはもってこいの薬だよね。
・・・・・。
こんなことばっかり考えている大人には、きっとサンタクロースは来てくれないだろうな。
来年こそは自力でダイエットをしようと聖なる夜に誓うよ。
さて、ここから本題に入るよ。
年末のバタバタしているときこそ、注意しないといけないのが思わぬ事故だよ。
慌てて玉掛け作業をしていて事故を起こしてしまうっていうこともあるからね。
そこで、中央労働災害防止協会は令和元年12月1日から令和2年1月15日まで「年末年始無災害運動」を実施しているよ。
これは働く人たちが年末年始を無事に過ごして、明るい新年を迎えることができるようにっていう取り組みなんだ。
今年のスローガンは「令和最初の年末年始 安全健康 心に誓う」だよ。
詳しくは中央労働災害防止協会のホームページから確認してくれよ。
新しい元号を迎えた今年、しっかりと安全に締めくくって新しい年を迎えたいもんね。
まずは労働災害の件数を見ていくよ。
去年の平成30年はその前の平成29年と比べて、死亡災害は減ったものの、休業4日以上の死傷災害は3年連続で増えてしまっていたんだ。
まだ終わってないけど、今年の速報が出ているから紹介するよ。
出典:厚生労働省ホームページ
このグラフは今年の1月1日から10月31日までに発生した労働災害について、件数を表したものだよ。
去年の同じ時期と比べた数値を表しているんだ。
死亡災害も休業4日以上の死傷災害も減ってきているよね。
このまま去年と比べて、少なく終わることを願っているよ。
今年を振り返ると、2月から高所作業における墜落制止用器具にはフルハーネス型を使用するっていうことが原則となったよ。
そういえば、名前も「安全帯」から「墜落制止用器具」に変わったんだったよね。
最近では労働者の高齢化や、外国人労働者の増加もニュースになっているよね。
怪我をした場合は高齢になるほど重症化しやすいし、外国人労働者の方たちと一緒に働くときは言葉が伝わらなくて、危険であることを伝えられないってことも考えられるよ。
時代と共に働く環境が変わっていくから、君たちもそれに合わせて安全第一で玉掛け作業を行ってくれよ。
今日は年末年始無災害運動について説明してきたよ。
君たちが一年の締めくくりに、このブログをもう一度見返して、新しい年を怪我なく、事故なく過ごせるように願っているよ。
僕の友達は年末に慣れない大掃除をして、家の換気扇を壊したり、窓ガラスを割ったりして
奥さんにカンカンに怒られたことがあるんだ。
怪我が無くて本当に良かったけど、肩身の狭い年末を過ごしたみたいだよ。
君たちはこんなことにならないように、怪我や事故に気を付けて新しい年を迎えてくれよな。
来年もブログ「吊り具ブログ「吊るのひと声!」」をよろしくね。
君たち、今日も一日ご安全に!
出典:中央労働災害防止協会