危険を察知!どこが危ないかわかるかな? ~フック編~
今年の冬は暖冬傾向って言われているけど、最近は寒い日もあるよね。
君たちは風邪をひいたりインフルエンザにかかったりしていないかい?
空気が乾燥して体調を崩しやすいこの時期、君たちも体調管理には十分気を付けてくれよ。
こんな僕でも手洗いとうがいはしっかりやっているんだ。
体調を崩して、美味しいものが食べられなかったら辛いからね。
え?体調が悪くても何でも食べるだろって?
君たち、僕のことよくわかっているよね。
元気に仕事ができるように、美味しいものが食べれるように、君たちも体調管理には気を付けてくれよな。
さて、ここから本題に入るよ。
今日は玉掛け作業の現場でよく見られる危険な吊り方をクイズ形式で出題しようと思う。
まずはこのイラストを見てくれ。
吊りピースにフックをかけて2本吊りをしているね。
よく見る吊り方だけど、ここに危険が隠されているのがわかるかな?
このまま作業を続けていると・・・
おっと!フックが吊り荷から外れてしまったよ!
荷が落下して人に当たってしまったら、かすり傷だけではすまないよね。
どうしてこんなことになったんだろう?
この吊り方のいけなかったところは、フックの向きが内側になってしまっていて、
吊り角度も大きくなっているからフックの先端に荷重が掛かってしまっているところなんだ。
フックは先端に力をかけて吊るように作られていないから、
こんな使い方をするとフック自体が伸びちゃったり、ひどいときには破断しちゃう可能性もあるよ。
フックを使うときは吊り角度は60°以内で、しっかりとふところに荷重がかかるよう、
フックの向きは外向きになるようにしてくれよ。
今回みたいに吊り角度が大きくなる場合は、吊り天秤を使って安全に玉掛け作業をしてくれよな。
今日はフックの危険な使い方をクイズ形式で紹介してきたよ。
「ちょっとだけだからいいか」と思って
危険な吊り方をしてしまっている君たちは、気を付けてくれよな。
フックの先端吊りは危険だからしないでくれよ。
決して口先だけで言ってるんじゃないからね。
先だけに・・・。
なんだか調子が悪いんじゃないかって?
いや、そんなことはないよ!しっかりと美味しくご飯を食べられているから!
ゴホゴホゴホ・・・。
君たち、今日も一日ご安全に!