危険を察知!どこが危ないかわかるかな? ~チェーンスリング編~
君たち、そろそろ一月も終わりに近づいているよ。
そこで、君たちに一つ質問なんだけど、お正月に食べたお餅って結構余ってないかい?
実は僕も冷凍庫にいくらか眠らしているんだ。
最近では、お餅をピザみたいにして食べている人もいるんだって。
僕はおじさんだから、普通にお汁粉にしようかと思っていたよ。
砂糖醤油やきな粉で食べるのもいいよね。
君たちのオススメの食べ方があったら教えてくれよ。
さて、ここから本題に入るよ。
先週から玉掛け作業の現場でよく見られる危険な吊り方をクイズ形式で出題しているよ。
下のイラストをよく見てくれ。
チェーンスリングで丸鋼を吊っているね。
実はこのイラストに危険なポイントが隠されているんだけど、君たち気づいたかな?
このまま玉掛け作業を続けていると・・・
おっと!チェーンが切れてしまったよ!
この状態だと吊り荷が落下して、下で作業をしている人たちが怪我をしてしまうね。
どうしてこんなことになったんだろう?
さっきのイラストをもう一度よく見てくれよ。
左下を見ると、チェーンがねじれているところがあるね。
実はチェーンスリングはねじれにとても弱いんだ。
ねじれたまま吊り上げてしまったから、そこから破断してしまったんだよ。
チェーンスリングを吊り荷に掛けるときは、ねじれているところや、もつれているところが無いかしっかりと確認しないといけないんだ。
もしそういった箇所が見つかったら、吊り上げる前にしっかりと直してから作業を続けてくれよな。
今日はチェーンスリングでの玉掛け作業で、気を付けないといけないことを紹介してきたよ。
君たちわかってくれたかな?
「ねじれ」や「もつれ」には十分気を付けて作業をしてくれよな。
何事もねじれたり、もつれたりしたままにしているとよくないよね。
まだ僕が学生の頃、数学や化学の授業が難しくて授業についていけなかった苦い思い出があるんだ。
頭の中がこんがらがってわからないままにしてしまったんだよね。
「あのとき、ちゃんと勉強しておけばよかった・・・。」って今でも思うことがあるよ。
僕の苦手な教科はいいとして、チェーンスリングでの玉掛け作業は、もつれたままにしていると事故の原因になるからね。
しっかりと直してから作業を続けてくれよ。
君たち、今日も一日ご安全に!