3月も中旬になって、暖かい日も多くなってきたよ。
日中は上着が無くても過ごせるくらいで、外を歩くと気持ちいいよね。
僕もたまにお散歩をするんだけど、気持ち良くて歩きながら寝てしまうんじゃないかと思ったよ。
あっ、今のは嘘だよ。
さすがの僕でも歩きながら寝る技は持っていないんだ。
過ごしやすくなるのは嬉しいことだけど、玉掛け作業をするときは気をつけてくれよ。
作業をしていて、暖かい気候につい気が緩んでしまうなんてことがあったら事故の元だからね。
玉掛け作業をするときは気を引き締めて、お散歩をするときはリラックスして、メリハリをつけていきたいよね。
さて、ここから本題に入るよ。
今月に入ってから始まった400回記念のこのシリーズも、今回で最終回だよ。
前々回はJISシャックルのピン径、前回は団子の径を求める公式を紹介してきたね。
最後の今日は口幅を求める秘密の公式を紹介するよ。
シャックルは単体で使うんじゃなくて、アイプレートやワイヤとか、色々なものと連結させて使うよね。
そのときに気になるのが、ちゃんとサイズが合うのかどうかだと思うんだ。
シャックルのボルトを外していざ連結させようとしても、シャックルの口幅よりも相手の方が大きかったら入らないもんね。
そこで今回もJISシャックルの口幅を求める公式を紹介するよ。
その公式はと言うと
■ 呼び(t寸法)× 約1.6 =B(口幅)
これを覚えておくとだいたいの口幅の大きさがわかるんだ。
例えば呼び10(t=10)のシャックルの場合
10×1.6=16
寸法表を見てみると、呼び10の口幅は17。
だいたい合ってるよね。
今回も他のサイズを下の表にまとめてみたからチェックしてくれよ。
B(口幅)とt×1.6の数値がだいたい同じだよね。
これはストレート型もバウ型もt寸(呼び)が一緒だからわかりやすいよ。
どうだい?なかなかステキな公式だよね。
ピッタリと合うっていう訳じゃないけど、だいたいの数値は合っているから現場で作業をするときに、すぐに計算ができて便利だと思うんだ。
気を付けて欲しいのは、あくまでもJISのシャックルに限るってことだよ。
ただし、SDとBDは口幅が広いから秘密の公式はあてはまらないから気をつけてくれよ。
こうやって、わかりやすい公式があると便利だよね。
僕のだらしない体も、きっとダイエットのプロからしたら何かしらの公式を使ってスリムな体型にしてしまうんだろうな。
ランニング×スクワット×正しい食生活とかなんとか・・・。
でも僕にはダイエットの公式よりも、その公式通りに動ける強靭な精神の作り方っていう公式を教えて欲しいな。
永遠のテーマだよ。
君たち、今日も一日ご安全に!