安全第一の秋

吹き来る風に秋の匂いが日ごとに強まっているのを感じる今日この頃、君たちはどんな秋を過ごしているのかな?

秋と言えば昔からいろんな秋があるよね。

「スポーツの秋」、「読書の秋」、「芸術の秋」、「食欲の秋」・・・ああ、どれも素晴らしい秋だね、どれかひとつを選べなんて言われたら困っちゃうよ。

うん!食欲の秋だね!やっぱり!

・・・あんまり迷ってたように見えないって?そうだね、そう言われたら困っちゃうよ。

 

ちなみに今日、10月13日は「サツマイモの日」なんだ。

秋に旬の食べ物として、サツマイモはたしかにメジャーリーガー級の名選手だよね。

そういうわけで(でもないけど)、この前行ってきたよ、サツマイモ掘り!

そこは奈良県の農業公園みたいなところで、2株単位でサツマイモを掘れるんだけど、久しぶりに土いじりをしたから楽しかったなあ。

その時に気づいたんだけど、掘った株ごとにサツマイモのとれた量がまったく違ったんだ。

最初の1株はおっきかったけど1本だけで、2株目は中くらいのサツマイモが6本もとれたんだ。

係のおっちゃんに聞いたところ、「あのみぃ、株が並んどると栄養が片方に偏るけんしょうがないんやん、やけん2株ずつで掘ってもらってるんやん」(注:多少大げさに奈良弁を表現しております)って答えだったから、なるほどやん!って納得したよ。

君たち、食欲の秋にぴったりのサツマイモ掘り、オススメだよ!

 

さて、ここから本題に入るよ。

サツマイモ掘りで学んだ(?)こと、それはひとつを生かそうと思ったらもう片方は犠牲になってしまう、という自然の摂理だったよね(そんな大げさなもんじゃない気もするけど)。

これは、玉掛け作業の根本的な問題にかかわることでも同じことが言えるんだ。

 

「安全第一」

 

この言葉はいろんなところで使われていて、危険を伴う玉掛け作業時にも当然使われているよね。

例えばだけど、安全第一って考え方が大量にとれたほうのサツマイモの株

だった場合、少ししかとれなかったサツマイモの株のほうはどんな考え方がくるだろうね?

安全を優先すると損なわれるもの、それは一般的には「コスト」だったり「作業効率」だったりするよね。

反対にコストや作業効率を最優先した考え方が大量にとれたほうのサツマイモの株だった場合は、安全のサツマイモは少なくなっちゃうよね。

どちらの考え方を良く育つ方のサツマイモにするかってのは、とても大事なことなんだ。

たしかにコストや作業効率ってサツマイモは甘くてホクホクしているかもしれない、それに比べて安全第一のサツマイモは地味で特別な味じゃないかもしれない。

ただ、安全第一ってサツマイモは、絶対になくしちゃいけないサツマイモだし、良く育つ方の株にしてあげなければならない、僕はそう強く思ってるよ!

・・・え?サツマイモに例えるとかえってわかりづらいって?

ごめんよ、実は僕も頭の中にサツマイモしか浮かばなくなってきて、途中からなに言ってるのかちょっとよくわからなくなってきちゃってたんだ。

 

ちょっと今回は食欲の秋ってことでサツマイモの話ばっかりになっちゃったけど、ようするに一番大切にしてほしいのはやっぱり安全第一ってことを言いたかったんだ。

君たち、そこだけはわかっておいてくれよな!

 

無題

 

ちなみにサツマイモを食べ過ぎてますます太っちゃったよ、トホホ。

君たち、今日も一日ご安全に!