シャックル表面処理の種類

君たち、最近あたたかくなってきたけど、ちゃんと日焼け対策はしているかい?

日焼けの時に肌が赤くなることを「サンバーン」、

その後に黒くなるのを「サンタン」と呼ぶんだって。

日焼けはシミ・乾燥・シワやたるみなどの原因になるから、

美肌を守るためにもしっかり対策する必要があるんだ。

一番手軽なのは、日焼け止めを塗ることだよね。

日焼け止めは、SPFの数値が高く、PAの+の数が多いほど、効果が高いことを表しているんだよ。

毎年、今年こそは日焼け止めをかかさず塗るぞって思って、どれが良いのかたくさん調べるんだけれど

買ったら満足しちゃって結局あまり塗らず過ごしてしまっているよ。

 

さて、ここから本題に入るよ。

今日は、シャックルの表面処理について説明するよ。

表面処理とは、防錆性や耐久性を高めるため材料の表面に施す加工のことだよ。

単純に見た目を美しくする為にも表面処理はおこなわれるよ。

代表的な表面処理として、めっきと塗装があって今日はその中でも4種類、紹介するよ。

 

①生地

生地は一般的には表面処理をしていない商品のことを指していて、防錆油を塗っている場合もあるよ。

「黒」と呼んだりもするよね。

表面処理が無くて、作るときの工程がめっきのものと比べると少ないことから価格が安く、

消耗品として使用するときによく選ばれるよね。

生地は、濡れると錆びやすいから、濡れる場所での作業は向かないんだ。注意してくれよな。

見た目は真っ黒で、そのまま手で触ると手も真っ黒になってしまうから

手袋をしてから触るようにしてくれよな。

 

②電気めっき

電気めっきは金属の電気分解を利用してめっきしているものの事だよ。

亜鉛を含む電解液に、めっきしたいシャックルを入れて電気を流すと、シャックルが磁石のようになって、

電解液中の亜鉛たちがシャックルの表面に引き寄せられるんだ。

「ユニクロ」「電気亜鉛めっき」と呼んだりするよね。

見た目は、電気めっきにもいろんな種類があって仕上がりが金色っぽくなったり、青っぽくなったりするんだ。

全体的にきれいに見えるから、装飾用としてもよく使われるよ。

 

③溶融亜鉛めっき

溶融亜鉛めっきは、溶かした亜鉛にシャックルを浸し、表面に亜鉛の被膜を作る技術だよ。

めっきの施し方から「ドブ」「天ぷらめっき」とも呼ばれているよね。

こっちのほうが聞きなれているかもしれないね。

溶融亜鉛めっきは錆びや腐食が発生しにくいうえ、長い年月めっきがはがれにくいことが特徴だよ。

見た目は、電気めっきのようにピカピカした光沢感はなく、シルバーっぽい色だよ。

 

④塗装

塗装は、素材の装飾や保護、防錆を目的に行われるよ。

いろんな色に塗装することができるから、建築物などの空間の識別に採用される場合もあるよ。

また、目的によって機能を付けることが可能なんだ。

例えば、防虫防腐塗料や耐熱塗料、耐火塗料などの塗料があるよ。

ちなみにTAIYOのオレンジ塗装している製品は有害な物質を含まないノンクロム塗装をしているんだ。

 

たまに、「めっきの上から塗装することがあるの?」と質問されることがあるんだけれど

めっきの上から塗装している製品はあるよ。

例えばグリーンピンシャックルのピンは、電気めっきした上から緑色の塗装をしているよ。

 

今日は、シャックルの表面処理について説明してきたよ。

君たち、だいたい分かってくれたかな?

表面処理と日焼け止め、なんとなく似ているよね。

毎年、僕はマスクで目と口の周りだけ日焼けしてパンダみたいになっちゃうんだ。

君たちも、マスク焼けには気を付けてくれよな。

ミスターT

 

 

君たち、今日も一日ご安全に!!