フックの外れ止め
君突然だけど5月24日はなんの日か知っているかい?実は「ゴルフ場記念日」なんだ!
1903年5月24日に日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」がオープンしたことから決まったんだって。
そして来週5月28日は「ゴルフ記念日」なんだ!
1927年5月28日に第1回全日本オープンゴルフ選手権が開催されたことから決められたんだって。
ゴルフは、3密を避けられることや、先月松山英樹選手が日本人初のマスターズ優勝などで
今すごく人気が高まっているよね。
ゴルフをする人なら知っていると思うんだけれど、
打球が他人に当たりそうな危険があるときに「ファー」って叫ぶよね。
僕は、初めてコースでプレーしたときに「ファー」「ファー」叫びすぎて喉がかれたよ。
まっすぐ打つって難しいよね。
さて、ここから本題に入るね。
今日は、フックの外れ止めについて説明していくね。
まず、外れ止めとは、玉掛け用のワイヤロープなどがフックから外れにくくする為の装置の事だよ。
この装置がついていればワイヤロープなどが、フックにきっちりとかかっていない時や
衝撃を受けたときにフックの先端を乗り越えて外れてしまうことを防ぐことができるんだ。
「外れ止め金具」「バネ金具」「安全レバー」「ラッチ」なんて呼ばれているよね!
外れ止め金具は、板金具、ばね、リベットの3点セットだよ。
君たちはフックを使うとき、外れ止めが付いたフックを使っているかい?
クレーンフックは、クレーン等安全規則で外れ止めを具備・使用することが定められているよ。
クレーン等安全規則 第66条の3
「事業者は、移動式クレーンを用いて荷をつり上げるときは、外れ止め装置を使用しなければならない」
だけど、玉掛け作業に使うフックは「外れ止めが付いているものを使わないといけない」っていう法令はないんだ。
外れ止めが付いていないフックを玉掛け作業で使用しても違法ではないんだけれど、
安全性を考えると外れ止めが付いているフックのほうが良いよね。
現場の安全強化のために外れ止めが付いているフックを義務化しているところもあるみたいだね。
じゃあ、外れ止め金具がついていないフックに現場で付けようかなって思った君もいるかもしれないね。
それをして良いかは、ケースバイケースなんだ!
フックにリベット穴が開いている場合は、現場で外れ止め金具を取り付けても問題ないよ。
逆に、フックにリベット穴が開いていない場合は、現場での取り付けはしないでくれよな。
フックにリベット穴が開いていないのに、現場で外れ止め金具を取り付けるということは
フックに穴をあけるということになるよね。
フックの材質は特殊鋼で熱処理が施してあり、とても硬くてドリルを使っても簡単に穴は開かないんだ。
無理に穴を開けようとしてしまうと、ケガをしてしまったりフックに傷をつけてしまう可能性があるよ。
ゴルフだとまっすぐ打つのは難しいって話をしたけれど、フックに穴をまっすぐ開けるのも難しいよね。
穴がまっすぐ開けれなくて工場や現場でファーファ―言っても意味ないし気味悪がられるだけだしね。
君たちがファーファ―言って気味悪がられないためにも、
リベット穴が開いていないフックに外れ止め金具を取り付けたい場合は
購入した業者さんか僕に確認、依頼するようにしてくれよな!
君たち、今日も一日ファーーーーー!!!