≪このたびの大雨におきまして、被害にあわれた皆様には謹んでお見舞い申し上げます。≫
各地で大雨が降って大きな被害が出ているね。
雨が止んだ後も、この季節だからまた雨が降ってくる可能性があるよ。
地盤が緩んでいるところや、川の近くなんかはまだまだ油断したらいけないね。
またどこで雨が降るかわからないから、君たちも安全第一の気持ちで気を付けてくれよ。
さて、ここから本題に入るよ。
今日は、アイボルトの使用時の注意点について説明していくよ。
①取り付け時の注意点
取り付け対象物の側面にアイボルトを取り付けての横吊りや引き起こしは絶対にしないでくれよな。
前回のシャックルでも同じような説明をしたけれど、
アイボルトもシャックルと同じように縦方向に吊るように作られているんだ。
だから横方向に荷重がかかるとテコの原理でボルトが歪んだり、ボルトが折れてしまう可能性があって
破損事故の原因となり人身事故につながる恐れがあるよ。
②吊り上げ作業時の注意点
アイボルトを使うときの吊り角度は60度以上が好ましいよ。
JIS規格では、アイボルト2個による45度吊りの使用荷重を規定しているけれど、
安全のことを考えて弊社は60度以上を推奨しているよ。
また、2個のアイボルトを締め付けてリングの向きが
2個のアイボルトの軸を含む平面から5度以上傾いてはいけないんだ。
う~ん、言葉だけの説明じゃ難しいよね。分かりやすい図を載せるね。
もしリングの向きが違う場合はざぐりなどを施すか適当な座金を使用して収めてくれよな。
あと下図のようなタスキ掛けはねじの緩みや、締め過ぎになって危険だよ。
だからリングに通すロープやチェーンは必ず1個につき1本って覚えといてくれよな。
アイボルトを取り付けるのって色々決まりがあってめんどくさいなと思った君はいないかい?
そんな君に“回転式アイボルト”を紹介するよ。
回転式アイボルトはアイが360度回転し、
吊り上げられる方向にフリーにアイが向くからボルトが緩むことがなくなり
さらに180度傾転し、引っ張り上げられる方向にアイが向くから
側面に取り付けても縦に荷重がかかるんだ。とても優れものだよ。
今日は、アイボルトの注意点を説明してきたよ。分かってくれたかな?
ちなみにアイボルトの「アイ」って丸い目のような部分を指すんだよ!
それで思い出したんだけれど、最近なんだか目が悪くなってきた気がするんだ。
なんだかケータイや新聞を読むときは、少し離してみないと見づらいし、
夕方になると目がかすんでくるし、目を使うと肩がこるようになったんだ。
今までずっと目が良かったんだけど、なんなんだろうね。
症状を調べてみたら、老眼の症状とすごく似ているんだけれど、きっとまだ老眼ではないと思うんだ、、。
まだ老眼を受け入れる心の準備ができていないしね。
身体の弱っている部分を直すには、調子の悪い場所と同じものを食べるのが良いという
「同物同治」って考え方が中国の薬膳にはあるよね。
魚の目は、目や脳を活性化するパワーがあるみたいだから、今日から僕は魚の目をたくさん食べるようにするよ。
君たち、今日も一日ご安全に!