玉掛けとは?その由来は?? ~ミスターTの考察~
今日は「玉掛け」について色々考えていこうと思うよ!
玉掛けとは?
君たちはクレーンを使用して、大きな荷物などを吊り上げているところを見たことないかい?
毎日、玉掛けってるし、見ているよって君がもしかしたら多いかもしれないけど、
玉掛けとは、クレーンで吊り荷を運搬するときに、フックに吊り荷を掛けたり、外したりする作業の事だよ。
そして玉掛けに使用する道具の事を「玉掛け用具」っていうよ。
ご存じの通り、玉掛け作業を行うためには、資格を取得しなければいけないんだ。
必要な資格は、使用するクレーンの制限荷重によって異なるから、気を付けてくれよな。
つまり吊り上げる荷の質量で決まるわけではないという事。
制限荷重が1t未満なら「特別教育」、1t以上なら「玉掛け技能講習」になるよ。
クレーンの運転資格だけでは、玉掛け作業はできないから注意してくれよな。
資格について、もっと知りたい君は「もえろ!タマカケ魂」をチェック!
「玉掛け」の由来は?
さて、君たち、「玉掛け」っていう言葉の由来って、知っているかい?
実は、僕も知らないんだよ。
そこでいくつかの仮説を立ててみたよ。君たちも一緒に考えてくれよな!
仮説1
危ない作業なので、命がけ。
命 ⇒ たま
命がけ ⇒ たまかけ
漫画やドラマで、よく怖い人が「タマとるぞ」って言うよね。
でも、暴力行為等処罰に関する法律に引っかかる恐れがあるから、日常使いはNGダゾYO!
仮説2
昔は、大切な物を「玉」と呼び、大切な物を壁にかける風習があった。
その動作と似ているから、玉を壁に掛ける ⇒ 玉を掛ける ⇒ 「玉掛け」
いや、大切な物を壁にかける風習って、魏志倭人伝が執筆されたくらい昔かな?
クレーンが存在する時代でも、大切な物を壁に掛ける風習が続いていたのか、調査が必要だよね。
仮説3
昔、高い所で仕事をする大工さんたちが、相次いで落下するという事故が起きた。
当時の人は、神の怒りに触れたと考え(バベルかよ)、祟りを治めるために、
宝物を祀ると、事故が無くなった。
そのことから、宝物を祀る ⇒ 宝をかかげる ⇒ 玉をかかげる ⇒ たまかけ
いや、玉掛と関係無いじゃん…
仮説4
ロープのアイの部分が丸に見えて、丸を玉に言い換え、それをフックに掛けるから。
円形ではあるが、あれを丸→玉、と表現出来るほど想像力と感受性の豊かな人が、
果たして存在するであろうか?いや、いない。
もしいるとするならば、相当ひねくれた性格の持ち主で有る事が想像に難くないYO。
仮説5
作業の名前を付けた人が、「玉掛」さんだった。記念に自分の名前をつけた。
調べてみたら全国に20人くらい、いるみたいだね!
しかしながら、全国的に通用している「玉掛」という言葉が、
たった20人程度の力で決定される程、ふわふわした行為だったのかな。
ちなみに、現在、日本で一番多い名字が「佐藤さん」であるから、「佐藤さん」VS「玉掛さん」になると、
玉掛さんが20人に対して、佐藤さん200万人。戦力差10万倍!これは無理だ!
明日から「佐藤掛け」になっちゃうよ。
さて、色々予想してみたけど、あらためて「玉掛け」の由来について調べてみたら、諸説あるみたいだね。
- 掛け軸を掛ける時に宝石(玉)を使っていて、その似た動作と似ているから
- フックの形が勾玉(まがたま)に似ているから
- 玉(球体)を吊ることのように、難しい作業だから
- ワイヤーロープの端末のアイの部分が丸い形を玉と考えられ、フックにアイ(玉)を掛ける作業から
あっ!!仮説4が当たってるね!!!すごい!!
いろんな説があるけれど、はっきり「これ!」っていう由来は、ないみたいだね。
でも、僕の予想は、仮説1の「命がけ」ってやつが、
公理若くは普遍的真理(ソクラテス的な)に照らして考えてみると、これだと思っているよ。
いや、というか、もうこれしかない。
こういう事は、意外とシンプルって学校の先生も言っていた気がするからね。
君は、どんな由来を考えた?ぜひ、君の予想も教えてくれよな!
君たち、今日も一日ご安全に!