地球に優しいRoHS指令
君たち、今日9月10日が何の日か知っているかい?
実は「牛タンの日」なんだって!
宮城県仙台市を中心とした牛タン専門店が加盟する「仙台牛たん振興会」が、
2006年に制定したらしいよ。
「ぎゅう(9)たん(ten=10)」の語呂合わせから、9月10日に決まったらしいんだけれど、
ちょっと強引な気がするのは、僕だけかな、、、。
牛タンといえば、焼肉を食べに行ったら、「とりあえず」で最初に頼むよね!
僕も絶対頼むんだけれど、君たちに相談したいことがあるんだ。
ネギ塩タンを焼く時にいつも、ひっくり返したら全部ネギが落ちるんだ!
どうやって焼くのが正解なんだろうって、毎回網から落ちるネギたちを見て思っているよ。
ネギ塩タンの上手な焼き方を知ってる君がいたら、教えてくれよな!
さて、ここから本題に入るよ!
君たち、RoHS(ローズ)指令っていう言葉を聞いたり、見たり、したことないかい?
今日は、RoHS指令について、説明していくよ。
RoHS指令とは
僕たちは、テレビ、スマホ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど
多くの電気・電子製品に囲まれているよね。
これらの製品は、壊れたり、必要なくなったりして役割を終えると、廃棄処分されるんだ。
電気・電子製品は、ものすごい数の部品で構成されていて、
その部品には、いろんな化学物質が含まれているんよ。
化学物質の中でも、有害性が懸念される物質は、
適切に廃棄処理されないと環境を汚染してしまう可能性があるんだ!
環境の汚染を未然に防ぐために、製品に含まれる化学物質の使用を制限したり、
製品のリサイクルを義務付ける法制化が各国で進んでいるよ。
その中の欧州での取り組みが、RoHS指令ということだよ。
RoHSは、「Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment」の略称だよ。
日本語に直訳すると、「電気・電子機器における特定有害物質の使用制限」になるんだ。
つまり、化学物質の使用制限をしているEU法ってことだよ。
RoHS指令で制限されている物質は、今は10の物質がRoHS2指令で指定されていて、
これらは、それぞれ最大許容濃度が定められているんだ。
最大許容濃度を超える量を含む製品はEU域内で製造・販売できないよ。
よくRoHS指令と一緒に「WEEE指令」って言葉が出てくるんだ。
WEEEは、「Waste Electrical and Electronic Equipment」の略称で、
電気・電子機器を再利用またはリサイクルして、廃棄物の減量を目的としたEU法だよ。
カタログを見ていたら、たまにRoHSマークがついているシャックルが載っていることがあるんだ。
ここまで読んでくれた君は、シャックルは、電気・電子機器じゃないのにどうして?って思うよね。
その部品自体が電気・電子部品じゃなくても、その部品が電気・電子機器に組み込まれ
その最終商品がEU域内へ輸出される場合には、RoHS指令の対象になるんだ。
つまり、シャックル自体は電気・電子機器じゃないけれど
電気・電子機器に組み込まれる可能性があるのなら、RoHS指令の対象になるってことだよ。
あと、もうひとつ理由があって
RoHS指令で制限されている物質を使わないことで、環境に配慮して製品を作ることができるよね。
だから、EU域内へ輸出しない商品でも、「環境に配慮した製品を作っているよ!」っていう意味で
電気・電子機器じゃなくてもRoHSマークをつけている商品があるんだよ!
まとめ
・RoHS指令:電気・電子機器の化学物質の使用制限をしているEU法
これを守っていないとEU域内で製造・販売できないよ
・WEEE指令:電気・電子機器を再利用・リサイクルして、廃棄物の減量を目的としたEU法
もしかして、牛タンって希少部位?
君たち、今日も一日ご安全に!!