ボルト・ナット止めシャックルの割ピンの取り付け・取り外し方
君たち、突然だけれど毎月第3土曜日は、何の日か知っているかい?
実は、『オコパー・タコパ―の日』なんだ!今月は16日だね!
オコパー・タコパ―とは、お好み焼きパーティー・たこ焼きパーティーのことだよ。
お好み焼き粉・たこ焼き粉を、製造・販売する会社が
家計に優しい料理だから、給料日前となることが多い第3土曜日に決めたんだって!
僕も、タコパーは、よくするよ。
タコ以外にも、キムチやチーズ、ウインナー、明太子、エビをいれたりするとおいしいよね。
毎回、あれもこれも入れたいって欲張りすぎて、結局生地が先になくなって、具だけが残るんだ。
その残った具を、そのまま焼いたり、アヒージョにして食べるのが、最高においしいんだよ。
こんな話をしていたら、たこ焼きを食べたくなってきたよ。明日は、タコパーしようかな。
さて、ここから本題に入るよ!
今日は、シャックルの割ピンについて、説明していくよ。
割ピンは、下の写真の丸の部分だよ。
割ピンとは、ボルトやナットの抜け止めや回り止め、ゆるみ防止や脱落防止などに使うピンのことだよ。
見た目は、ヘアピンとよく似た形をしているよね。
ボルトやナットは、どれだけしっかり固定しても、振動などで緩んでしまうんだ。
ボルトやナットが緩んで、もし外れてしまうと事故につながる可能性があるから、
それらを防ぐために割ピンが使用されるよ。
割ピンはすごく粘度が高くて丈夫なんだ!
JIS規格では、外側に約90度に往復3回繰り返して折り曲げても、
割れたり切れたりしないことって定められているよ。
ただ、割ピンだけじゃなく金属は、曲げると金属疲労が発生して、折れやすくなってしまうんだ。
だから、何度も繰り返して使用するのはやめてほしいよ。割ピンは消耗品って覚えてくれよな。
じゃあ、ここから割ピンの取り付け方を説明していくね。
まず、ペンチを用意してくれよな。ケガ防止のために軍手を付けて作業してね。
①シャックルにボルトをいれてナットで固定するよ。
②ボルトの穴に、割ピンを入れるよ。このとき、割ピンを差し込む向きに、決まりはないよ。
③割ピンの足の長い方がペンチで挟みやすいから、ペンチで挟んでぐいっと外側に曲げるよ。
足の長い方だけ曲げても、両方曲げても、どちらでも大丈夫だよ。
④最後に、割ピンを上下に動かして、抜けなければ完璧だよ!!
次は、割ピンの外し方を説明するね。
①まず、作業しやすいように、ナットを一番奥まで締めるよ。
②割ピンのまっすぐな足の面を、ナットと並行になるように、向きを変えるんだ。
③ペンチの背をナットにつけて固定しながら、割ピンの両方の足を挟んで締めると、
曲がっていた足が、まっすぐになるよ。固定することで、安定して作業しやすいんだ。
④最後に、割ピンの頭の部分を、ペンチで挟んで引っ張ると外すことができるよ。
これで、割ピンの取り付け・取り外しは完璧だね!
たまに、「付け外しがめんどくさい」「割ピンを失くした」といって、
割ピンを付けずに使用しているのを見たりするんだ。けれど、それはとても危険なんだ!
だから、大洋製器工業のボルト・ナットのシャックルは、
注意喚起のために、必ず割ピンを差した状態で出荷しているよ。
割ピンを付けずに使用するのが、なぜ危険かというと
最初に説明したけれど、ボルトやナットが緩んで、外れてしまう可能性があるからなんだ。
高所で作業しているときや、高所に取り付けられている
シャックルのボルトやナットが外れて落下すると、事故につながる可能性があるよね。
もし、下に誰かいたら、、、って考えるだけでも、ぞっとするよね。
だから、割ピンは絶対につけてほしいんだ。
ただ、割ピンを付けるのが手間だって思う気持ちも分かるんだ。
そこで、紹介するのが「脱落防止シャックル」だよ。
脱落防止シャックルは、割ピンが無くて、シャックルとボルトが一緒になっているんだ!
ボルト部分が完全に抜け落ちることがなく、ボルトの落下を防ぐことができるよ。
これなら、割ピンを失くすこともないし、付け外しも手間じゃないよね。
今日は、割ピンについて説明したよ。君たち、分かってくれたかな?
割ピンって、両足を曲げたら、タコみたいだね!
君たち、今日も一日ご安全に!!