フレキシブルなバックの基本
君たち、突然だけど11月3日は何の日だったか知っているかい?
実は、「みかんの日」なんだ!「いい(11)みっか(3日)ん」の語呂合わせで、
全国果実生産出荷安定協議会と農林水産省が制定したそうだよ。
冷凍ミカンは昔から作るけど、最近、焼いて食べるとおいしいって聞いたんだ!
トースターなどで焼くことで水分が蒸発し甘みが増して、
食べた感じは、トロっとしててジャムみたいになるらしいよ。
他にも焼きリンゴや焼きバナナ、焼き柿、焼き桃、焼きブドウや
山口県では、お鍋に皮ごとみかんを入れて食べる「みかん鍋」があるんだって!
もしかしたら僕が知らなかっただけで、有名な食べ方なのかな?
今年の冬の楽しみが増えて、僕は幸せだよ。
ところで、11月って「いい〇〇の日」が多いよね!「いい夫婦の日」とか「いい歯の日」とかね。
実は11月8日・9日は「いいバックの日」なんだって。玉掛け作業でバックといえば「フレコンバック」!
ということで今日は、「フレコンバック」について説明していくね。
まず、フレコンバックって僕は呼んでいるけど、正式名称は「フレキシブルコンテナ」というんだよ。
「フレキシブル」は日本語で「柔らかい」、「コンテナ」は「入れ物、箱」などの意味を持っていて
フレキシブルコンテナは折りたたみができるくらい柔らかい素材を用いて、袋状に造られたものなんだ。
ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などの合成繊維で作られていて、とても丈夫で軽く、
使用しないときは小さく折りたたんで保管することができるよ。
フレキシブルコンテナは色んな呼び方をされていて、フレコン、コンテナバック、トン袋、トンバッグなどと
呼ばれているんだ。ここでは、「フレコンバック」って呼んでいくね。
フレコンバックの使用用途は土砂、穀物、飼料など、主に粉粒体の大量輸送だよ。
粉粒体以外にも、産業廃棄物や建築資材の梱包や輸送など幅広く使われているよ。
フレコンバックには様々な種類があるんだけれど、大きく分類すると丸型と角型の種類があって、
よく使われているのは容量1立米で耐荷重が1tの丸型かな。
立米(りゅうべい)っていうのは体積の事で、立方メートルまたは㎥と表記されることもあるよ。
1立米は、縦×横×高さが1㎥、または1,000,000㎤で、水が1000リットル入るんだ。
だからフレコンバック一杯に水を入れたら、水は1リットルで1㎏だから質量が1tになるよね。
内容物の比重によっては、バック一杯に入れてしまうと質量が1tを超えてしまうことがあるから注意してくれよな。
例えば、砂利の比重は1.7だから、1立米のバックの6分目くらいで1tになるよ。
フレコンバックは、基本的には袋状だから上部の口から物を出し入れするんだ。
でも下から物を出した方が効率的な場合があるよね。
そういう場合のために、排出口があるものがあるんだ!
中に入れるものの大きさ、重さ、粘りなどを考えて、排出口の半開、全開から選ぶことができるよ。
また、屋外で使われることが多いフレコンバックだけれど、紫外線で強度劣化を起こすんだ。
だから、通常のものだと再利用のできないワンウェイタイプとなっているよ。
それと紫外線に弱いことから、保管は直射日光が当たらない場所でしてくれよな。
いざ使うってときに、もうボロボロになっていたら悲しいからね。
でも、屋外で長期使用が必要な場合もあるよね。例えば、土木工事や河川、道路、災害復旧工事とかね。
そんなときに活躍するのが、紫外線劣化を抑制する強い素材で作られている対候性フレコンバックだよ。
フレコンバックを選ぶときに限っての話じゃないけれど、使用環境に合わせて選んでくれよな。
今日は、フレコンバックについて説明してきたよ。
見て、ぼくのフレキシブルな体を!
君たち、今日も一日ご安全に!