フレキシブルなバックを使うときに気を付けてほしいこと
君たち、突然だけど昨日11月11日は何の日か知っているかい?
実は11月11日は「電池の日」なんだ!乾電池の+-(プラスマイナス)を「十一」にみたてて、
1987年に電池工業会が制定したんだって。
乾電池といえば、使い終わった乾電池と新品の乾電池が混ざってしまって困ったことはないかい?
僕は、よくあるんだ。そんなときに便利な見分け方を君たちに紹介しよう。
すごく簡単で乾電池のマイナス極を下にして持って、
3~5cmくらいの高さから垂直に落とすだけなんだ。
すると新品の乾電池は立って、使用済みの乾電池は立たずに倒れるんだ。
すごいでしょ!僕はこれを電池交換のたびにしているよ!
もっとちゃんと管理すれば良いだけの話なんだけど、なぜか同じ場所にしまってしまうんだ。
君たちも、分からなくなったときは試してみてくれよな。
さて、ここから本題に入るよ!
前回、フレコンバック(フレキシブルコンテナ)は
土砂、穀物、飼料など、主に粉粒体の大量輸送などに使われる物って説明したよね!
まだ読んでいない君や、忘れちゃった君はここから読んでくれよな。
そんなフレコンバックを使用するときに、気を付けてほしいことはたくさんあるんだけれど
ここだけは気を付けてほしい!っていうところを、今回は説明していくね。
まず使用する前は他の玉掛け用具と同じように、点検をしてから使用するようにしてくれよな。
内容物の漏れにつながるような欠損があるといけないからね。
特に吊り部のすり切れ、縫製糸にほつれなどの異常があると、
落下事故や荷崩れの危険性があるから必ずしてくれよ。
点検がおわったら、次は充填作業だね。
フレコンバックに排出口がある場合は、充填前に縛るなどして閉じてくれよな。
排出口が開いていると、せっかく内容物を入れても漏れてしまうからね。
充填の時は吊り具を使用してフレコンバックの底部が地面やパレットの上、
またはその近くに吊り下げた状態になるのが好ましいんだ。
ただ、多くの場合はこの状態が良いんだけれど、
フレコンバックの仕様によってはこの限りではないよ!
だから、使用するフレコンバックに適した方法で作業してくれよな。
吊り下げる時に注意してほしいのが、片吊り状態にしないこと!
片吊りで充填してしまうと内容物が偏って、吊り部の破損につながり危険だからね。
充填作業が終わったら、次は移動だね。
移動時に吊り上げる時も、片吊りにならないように水平に持ち上げることが大切だよ。
また、どんな玉掛け作業の時でも一緒なんだけれど、吊り荷の下に入るのは絶対にやめてくれよな。
移動させて保管や輸送のために積み重ねる場合があると思うんだけれど、
その時に気を付けてほしいのは、積み重ね方だよ。
フレコンバックに限らず高く積み上げるほど崩れる可能性が高くなり、崩れたときの被害が大きくなるよね。
だから積み重ねるときは、崩れないようにピラミッド状か両側面を支えた状態で積み重ねてほしいんだ。
JIS規格でも「安全性が確保できない積み上げをしない」と定められているよ。
JIS品には本体側面に「積み重ね段数」が表示されているから、高さはそれを守ってくれよな。
フレコンバック使用時の注意点は分かってくれたかな?
ちなみにフレコンバックには、吊りベルトが長く直接吊れるものと、
吊りベルトが短くシャックルでロープを連結して吊るものがあるんだ。
使い捨てのフレコンバックはほとんど吊りベルトで直接吊れるようになっているよ。
シャックルでロープを連結するフレコンバックは繰り返し使用するタイプが多いんだ。
なぜかというと、使い捨てではないフレコンバックは、
繰り返し使用しているうちに吊られる部分が痛んだりするんだ。
だから吊る部分を交換できるようになっているんだよ!
フレコン用のシャックルには玉掛け用と玉掛け用ではない物があるから、
よく確認して使ってくれよな。
もし興味があったら一度相談してくれよ。
君たち、今日も一日ご安全に!!