君たち!今日から北京オリンピックが始まるね!
最近なかなか外出できないから、お家での楽しみが増えて嬉しいよ。
北京とは時差が1時間だから、日中はなかなか見れないかもしれないけれど
見たい競技が明け方!ってことがないから寝不足の心配がないね。
最近なんだか、すごく涙脆くなっちゃってね、
オリンピックに限らずスポーツの白熱した試合を見ていると、
テレビには映らないけど選手一人一人にドラマがあるんだって想像するだけで
目頭が熱くなっちゃうよ。大人になったってことかな。
さて、ここから本題に入るよ。
今日は繊維スリング、ワイヤロープ、チェーンの使用期限について話したいと思うよ。
まず、繊維スリングの使用期限について改めて説明すると、点検で損傷などの異常が無くても
使用開始から屋内使用で7年、屋外なら3年で廃棄するとJISで定められているんだ。
この事は、いつも仕事で使用している君や
何度かこのブログでも紹介してるから、知っている君が多いかもしれないね。
じゃあ、ワイヤロープやチェーンはどのくらい使っていいの?って気になったことはないかい?
実はワイヤロープやチェーンについては、使用期限が定められていないんだ。
なぜ繊維スリングだけ使用期限が決められているかというと、
見た目に異常が無くても、目に見えない劣化が進んでいるからなんだ。
繊維スリングはポリエステルなどの化学繊維が材質なんだけど、
材質の特徴として紫外線などが原因の目に見えない劣化が早いことから決められているよ。
ただ使用期限内だから点検しなくても大丈夫という訳ではなく、
使用前は必ず点検をして廃棄基準を満たすものは廃棄してくれよな。
使用期限は廃棄基準を満たしていなくても、実は劣化しているから廃棄してねっていう基準だよ。
一方、材質が鉄であるワイヤロープやチェーンは、金属疲労など目に見えない劣化はあるんだけれど
海中や高温などの特殊な使用環境でない限り、繊維スリングに比べて材質の劣化が遅いんだ。
だから使用期限が定められていなくて、点検による廃棄という流れになっているよ。
使用期限が決められている繊維スリングと、決められていないワイヤロープとチェーンの
違いについて説明したけど、分かってくれたかな?
大事なことだからもう一度言うけど、使用する繊維スリングが使用期限内でも
使用前の点検は必ず行って、廃棄基準を満たすものは廃棄してくれよな。
テレビには映らないけど選手一人一人にドラマがあるように、
繊維スリングも見えないところで紫外線と戦っているというドラマがあるってことだよ。
うぅ、目頭が熱くなってくるぜ。
君たち、今日も一日ご安全に!