この間セルフサービスのうどん屋さんに行ったんだけど、どの天ぷらを乗せようかな~って
レジに行くまでの間すごい迷って、れんこんと半熟卵とイカの天ぷらを取ったんだ。
あの天ぷらと取るときって後ろに列ができているから、すぐに決めなければって
追われてる感じがしてドキドキするよね!君もそう思わないかい?
あれもこれも食べたいって迷うけど、結局いつもと同じ天ぷらを選んじゃうって日が僕は多いよ。
さて、ここから本題に入るよ。玉掛けの話で「天ぷら」といえば、そう、「溶融亜鉛めっき」!
「溶融亜鉛めっき」は、めっきの施し方から
「天ぷら」、「ドブめっき」、「ドブ」、って呼ばれることも多いんだ。
そっちの呼び方が馴染みあるって君もいるかもしれないね。
その溶融亜鉛めっきに関する2つのJISが、去年の12月に改正されたんだ。
今日はJIS改正で何が変わったのか、君たちにどんな影響があるのかを簡単に説明するよ。
まず「溶融亜鉛めっき」というのは、表面処理の種類のことだよ。
この表面処理の特徴は、錆びや腐食が発生しにくいうえ、長い年月めっきがはがれにくいことだよ。
もっと「溶融亜鉛めっき」について知りたい君は、
過去に詳しく説明しているブログがあるから見てみてね。
今回改正されたのは「溶融亜鉛めっき」の品質について規定されている「JIS H 8641」と
試験方法について規定している「JIS H 0401」だよ。
改正内容を細かく書いてしまうとすごく長くなってしまうから、主な改正内容として3つ紹介するね。
まず1番大きく変わったのが、めっき皮膜の規定が付着量から膜厚に変更になったんだ。
膜厚っていうのは、名前の通り「膜の厚さ」のことで、皮膜の厚みのことをいうよ。
それによって、めっきの種類記号が変更になったんだ。それが2つ目だよ。
改正前は「HDZ」って表記されていたんだけれど、改正後は「HDZT」って表記されるようになるよ。
例えば、今までHDZ35(付着量350g/㎡以上)って表記されていたものは、
HDZT49(膜厚49㎛以上)って表記されるようになるんだ。
すぐに表記が変更されるわけではなく、大洋製器工業では順次変更していくよ。
そして最後の変更点は、めっき皮膜を膜厚で測定することになって、
もろもろの試験方法も変更になった事だよ。
今回なぜJISが改正されたかというと
ISOではめっきの要求品質保持を膜厚にしている事と、
めっき皮膜を膜厚計で測定して管理する方法が普及している事の2つが理由だよ。
ざっくりと説明したんだけれど、分かってくれたかな。
他にも細かい改正内容があるから詳細を知りたいって君は、最新のJIS規格をチェックしてみてね。
君たち、今日も一日ご安全に!