引張試験と破断試験を見てきたよ!
3月も中旬に入って、暖かい日が増えてきたね!
暖かい日が増えるのは嬉しいけれど、僕は花粉が気になるよ。
君たちは花粉症に悩まされていないかい?
僕はヒノキの花粉症だからピークはもう少し先なんだけれど、
そろそろ始まるかな、、っておびえているよ。
この間花粉対策を調べていたら、
ワセリンを鼻の入り口や目の周りに塗ると少しマシになるって見たんだ!
今年はこの方法を試してみようと思うよ。効果があったら報告するね。
他になにか良い花粉対策を知っている君がいたら、ぜひ教えてくれよな。
さて、ここから本題に入るよ。
タイトルに書いちゃってるんだけど、先週「引張試験」と「破断試験」を見学しにいったんだ!
ということで、今日は引張試験と破断試験について説明するよ。
見学したのは、使用荷重2. 5tシャックルの試験だよ。
引張試験と破断試験は、同じ機械で試験するんだ。こんな感じで試験体を引っ張るよ。
まず引張試験について説明すると、名前の通り対象の製品を引っ張って、変化を見る試験だよ。
一気に引っ張るんじゃなくて、使用荷重の1倍、2倍、3倍、、、って徐々に荷重をかけていくんだ。
その都度荷重が全くかかってない状態に戻して、状態を確認するよ。
この引張荷重のことを「プルーフロード(P・L)」というんだ。
シャックルでは、使用荷重の2倍のプルーフロードを加えて、シャックル本体やピン・ボルトに
永久変形があってはならない。って「JIS」で定められているよ。
またシャックルのJISでは使用荷重の5倍の張力荷重に耐えなければならない。
とも定められているんだ。つまり、永久変形は起こっても、絶対破断してはいけない!ってことだよ。
だから大洋製器工業の標準品は基本、使用荷重の5倍以上を耐えれるかを試験しているよ。
そして、その後に破断試験を行うんだ!
破断試験は製品が破断するまで引っ張って、破断した荷重を測定する試験だよ。
下の写真は、今回僕が見学したシャックルじゃないんだけれど、
実際に破断したシャックルを借りてきたよ。
なんだかおもしろい形になってるね。
シャックルの形状によって、ボルト部分か本体上部のどちらが破断するか変わるんだって。
これは、破断面だよ。
試験体が破断する瞬間なんだけれど、すごく大きい音がなるんだ!
事前に大きい音がするって教えてもらったから、僕も耳を防いで見てたんだけれど
それでもびっくりして飛び跳ねちゃったよ。
試験をしてくれた人によれば、今回試験したシャックルやフックはまだまだ音が小さくて、
使用荷重が大きいものほど、もっとすごい音が鳴るんだって!
今回で飛び跳ねちゃった僕は、もっと大きい音が鳴ったらどうなっちゃうんだろうね、、。
もし君たちが引張試験・破断試験を見学することになったとき、気を付けてほしいことがあるんだ。
それは、「試験機の正面に立たない事」だよ。
試験中に商品が破断したら、その破片が飛んでくることがあるんだ。
その時に一番危ないのが正面だよ。
きっと試験をしてくれる人が教えてくれると思うけど、教えてくれる前に
さささっと避けたら、「この人ちゃんと勉強してきてるな」って
感心されること間違いなしだよ!たぶん。
大洋製器工業では、高品質・高強度を保つために、日々試験を繰り返し、品質向上に努めているよ。
君たちに、安心して製品を使ってほしいからね。
最後に!!
一番大事なことで、これまでも何度も言ったことあるんだけれど、
「使用荷重5倍までは大丈夫なんでしょ」って使用荷重以上のものを絶対吊らないでくれよな。
この試験やJISは、使用荷重を守って使用しているけど、
質量以上の予測できない力が加わったときの安全の為の試験や決まりだよ。
だから、使用荷重は絶対に守ってくれよな!
さて来週3月18日のブログは、500回記念クイズ大会の答え合わせとプレゼントの当選者を発表するよ。
僕も早く言いたくて、ドキドキするよ~。楽しみにしててね!
君たち、今日も一日ご安全に!