君たち、突然だけど4月18日は何の日か知ってるかい?実は、「よい歯の日」なんだ!
4(よ)1(い)8(は)の語呂合わせで、日本歯科医師会が1993年に制定したんだって。
歯といえば、小さい頃「虫歯があったら宇宙飛行士になれないよ!」ってよく言われてたから
毎日じっくり歯磨きをしていたことを思い出したよ。君たちも言われたことないかい?
気になって調べてみたら、昔は本当に宇宙に行けなかったけど、
今は虫歯があってもちゃんと治療していたら、詰め物をしていても大丈夫なんだって。
なんで昔は虫歯があるとダメだったかというと、歯の治療の技術があまり発達していなかったから
詰め物をかぶせる時に少しすき間が出来てしまうことがあって、そのすき間が宇宙にいって
「気圧」が低くなると、すごく痛くなる可能性があったからなんだって。
今は医療が進歩して、気圧が変わっても痛みにくくなったから大丈夫みたい!
そうは言っても、虫歯はないに越したことはないけどね!
さて、ここから本題に入るよ。
4月に入ってから「玉掛け作業をはじめる前に知ってほしい事」を紹介しているんだけど、
今回は「玉掛け作業の安全に係るガイドライン」について紹介するよ。
前回少し言ったけれど、ガイドラインは法令じゃなくて「法令の解釈や、こういう基準で
具体的な法律の運用をしなさい」ってより具体的に決められているものだよ。
「玉掛け作業の安全に係るガイドライン」は玉掛け作業での労働災害を防止するため、
クレーン則では決められていなかった玉掛け作業者、クレーンの運転手、合図者等、
玉掛け作業に関わる労働者の基本的な作業分担、作業の実施時の注意事項をとりまとめたものなんだ。
具体的な吊り方や詳細な点検方法なんかもこのガイドラインで決められているよ。
だから玉掛け作業を始める君たちには、これを守って事故防止に努めてほしいよ!
詳しくは中央労働災害防止協会のHPから確認してくれよな。
ガイドラインにかかれている事は全部大事だけど、
特に知ってほしいのは「つり角度(図のa)は、原則として90度以内であること」だよ。
実際に吊り角度が原因の事故が発生しているんだ。
事故発生時、吊り角度は120度余りとなっていてワイヤーロープの強度が不足し切断したんだ。
吊り角度が大きくなるほど、その分ワイヤーロープにかかる張力も大きくなるから
使用荷重をオーバーしてしまう可能性があるよ。
ガイドラインでは吊り方によって、吊り角度60度以内にすることって書かれているんだけれど、
もしかしたら「この吊り方のときは60度と90度どっちだ?」って迷っちゃうかもしれないよね。
大洋製器工業では基本的に、より厳しい60度以内での使用を推奨しているよ。
今日は、「玉掛け作業をはじめる前に知ってほしい事」として
「玉掛け作業の安全に係るガイドライン」を紹介したよ。
このガイドラインは玉掛け作業での労働災害を防止するため、注意事項をとりまとめたものだから
君たちしっかり読んで、玉掛け作業を行ってくれよな。
君たち、今日も一日ご安全に!