シャックルの「呼び」って、いったいなんの事?
今日から7月に入ったね!今年の半分が終わってしまったって思うと、早すぎてびっくりだよ。
君たち、7月3日が何の日か知っているかい?実は「ソフトクリームの日」なんだ。
1951年のこの日、明治神宮外苑で行われた米軍主催のアメリカ独立記念日を祝うカーニバルで
ソフトクリームが販売され、初めて一般の日本人がソフトクリームを食べたんだって!
この事を記念して、1990年に日本ソフトクリーム協議会が「ソフトクリームの日」を制定したんだよ。
今年はもう梅雨が明けてしまって暑い日が続いているから、
よりソフトクリームをおいしく食べられそうだね。
もちろんソフトクリームだけじゃなくて、しっかり水分補給もしてくれよな。
さて、ここから本題に入るよ。
今日はシャックルの「呼び」についてだよ。
JISシャックルの種類やサイズを表すとき、「SB-28」や「SD-16」みたいに
アルファベットと数字で表されているんだ。君たちも見たことあるんじゃないかな。
この「SA-28」のアルファベットはシャックルの形式記号、
後ろの数字は「呼び」を表しているんだ。
「呼び」はシャックルのサイズを表しているんだけど、
いったい何のサイズ?って思ったことないかい?
僕は最初、使用荷重かなと思ったよ。だけどJIS M級のSB-28の使用荷重は4.8tだから違うな~。
実は呼びとは、シャックル本体アイ部(ダンゴ)の厚みt寸法を指しているんだよ。
つまり呼び28のシャックルは、本体アイ部の厚みが28mmことだよ。
ちなみにt寸法とピン径が同じものを「共ピン」と言うんだ。
下の寸法図では、d3がピン径を表しているよ。
共ピンと分かっていたら呼びでピン径が分かるから、他の製品との取り合いを検討するときに便利だよ。
次にアルファベットが表しているシャックルの形式記号について簡単に説明するね。
この形式記号は、シャックル本体の形状とボルト又はピンの組み合わせなんだ。
シャックル本体の形状は、「ストレートシャックル」と「バウシャックル」の2種類に
分けられていて、ストレートシャックルはS、バウシャックルはB と表示されるよ。
ボルト又はピンはA,B,C,Dの4種類に区分され、
シャックル本体の形状と組み合わせて8種類がJISで定められているよ。
ここには載っていないけれど、記号Eのピンの形もあるんだ。
Eは下の図のような形をしていて、今はJISから外れているけれど
旧JISではABCDと同じように載っていたんだ。
JISから外れた今も製品としては存続していて、各メーカーから販売されているよ。
今日はシャックルの「呼び」や「形式記号」について説明したよ。
シャックルの呼びとは、t寸法の事!
形式記号は、シャックル本体の形状とボルト又はピンの組み合わせ!
分かってくれたかな?
君たち、今日も一日ご安全に!